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特集 国際交流・協力
リハビリテーション医学と国際交流
Rehabilitation medicine and international exchange.
志波 直人
1
Naoto Shiba
1
1久留米大学リハビリテーションセンター
1Kurume University Rehabilitation Center
キーワード:
リハビリテーション医学
,
国際交流
Keyword:
リハビリテーション医学
,
国際交流
pp.599-603
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101543
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はじめに
日本リハビリテーション医学会国際委員会註)(以下,当委員会)は1999年1月に発足し,現在,10年が経過した.この節目に,筆者は辻哲也前委員長から新委員長を引き継ぐこととなった.当委員会の設立にご尽力された平澤泰介元理事は,委員会の発足当時に日本リハビリテーション医学会誌に寄稿した「展望:日本リハビリテーション医学会の国際化に向けて」のなかで,先生が経験されたエピソードとともに,積極的な学術的国際交流が日本のリハビリテーション医学の発展には重要であり,その役割を果たすために当委員会が設立されたと述べた.当委員会は発足以来,その設立理念の下,リハビリテーション医師の国際交流を通して,日本リハビリテーション医学会の国際化に向けた活動を行ってきた.
昨今のIT(information technology)の著しい発達により,世界からのさまざまな情報をすばやく,簡単に得ることができるようになった.そのなかで,いかに良質で正しい情報を選択し,活用するかということも重要な課題となっている.海外から正しい有用な情報を受信して会員へ知らせるとともに,わが国から海外へ向けて活動内容を発信することも,当委員会の重要な役割である.しかし,ITが発達した現在にあっても,最も重要な情報は,積極的な国際交流のなかで生まれる直接的な対面によって得られるものであると考えている.
本稿では,当委員会のこれまでの活動内容をまとめるとともに,今後の具体的な活動課題・計画について述べたい.また,リハビリテーション関連職種の国際交流についても触れたい.
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