Japanese
English
特集 stroke unitの10年
―各施設における取り組み―杏林大学付属病院脳卒中センター―都市型stroke unitにおける多職種連携の実践
The acute stroke unit rehabilitation program of Kyorin University Hospital.
山田 深
1
Shin Yamada
1
1杏林大学医学部リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, Kyorin University School of Medicine
キーワード:
急性期
,
多職種連携
,
stroke unit care
Keyword:
急性期
,
多職種連携
,
stroke unit care
pp.1165-1168
発行日 2008年12月10日
Published Date 2008/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101396
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沿 革
東京都三鷹市に位置する杏林大学付属病院(以下,当院)は人口約100万人を有する二次医療圏(東京都北多摩南部医療圏)に属する.高度化する脳卒中治療への対応や増大する地域における診療需要などを背景として,脳卒中センター(以下,当センター)は2006年5月に開設された.神経内科,脳神経外科,リハビリテーション科が共同参画し,脳卒中科として独立した診療体制のもとで運営されている.
当センターは脳卒中患者の受け入れ総数が年間500名以上にのぼり1),これまでに実施されたrt-PA(組織プラスミノーゲンアクチベータ,一般名:アルテプラーゼ)静注療法はすでに100例を超えるなど,人口密集地域において高度先進医療を担う都市型脳卒中センターとして位置づけられている.脳卒中患者の受け入れ窓口を一元化して発症直後の超急性期における診断,治療に迅速に対応する一方で,入院症例の管理については地域の特性に合わせたシステムを構築し,エビデンスに基づくstroke unit(SU)としてケアの実践に取り組んでいる.
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