Japanese
English
研究と報告
脳卒中患者への訪問リハビリテーションの効果
The outcome of home rehabilitation of stroke patients.
荒尾 雅文
1
,
石濱 裕規
1
,
安藤 美幸
1
,
前原 恵美
2
,
安藤 達也
2
,
牧島 ゆみ
2
,
福井 正樹
3
,
藤本 博道
3
,
八木 静江
4
Masafumi Arao
1
,
Hiroki Ishihama
1
,
Miyuki Andou
1
,
Emi Maehara
2
,
Tatsuya Andou
2
,
Yumi Makishima
2
,
Masaki Fukui
3
,
Hiromichi Fujimoto
3
,
Shizue Yagi
4
1永生会訪問看護ステーションとんぼ
2永生会訪問看護ステーションめだか
3永生会訪問看護ステーションひばり
4永生会訪問看護ステーションいるか
1Home-Visit Nursing Station“Tonbo”
2Home-Visit Nursing Station“Medaka”
3Home-Visit Nursing Station“Hibari”
4Home-Visit Nursing Station“Iruka”
キーワード:
脳卒中
,
訪問リハビリテーション
,
FIM
Keyword:
脳卒中
,
訪問リハビリテーション
,
FIM
pp.675-681
発行日 2008年7月10日
Published Date 2008/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101289
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要旨:〔目的〕本研究は,脳卒中患者への訪問リハビリテーションの効果検証を目的とする.また,効果がどのような項目でみられるかについても検討する.〔対象〕対象は訪問看護ステーションに訪問リハビリテーションの依頼があった脳卒中患者41名である.〔方法〕対象者全員と,またそれを回復期,慢性期の2群に分類したものとのFIM得点を訪問リハビリテーション開始時と6か月後で比較した.さらに,効果が得られた部分をFIMとFIM以外の項目から分析した.〔結果〕対象者全員のFIMは,総合計,運動項目合計,認知項目合計において有意な改善がみられた.また,回復期,慢性期両群共に運動項目合計,総合計において有意な改善がみられた.効果が得られた項目はFIMでは歩行,移乗,FIM以外の項目では床からの立ち上がり,転倒の減少,電動車いすの導入であった.〔結語〕訪問リハビリテーションは回復期,慢性期両群の脳卒中患者に効果を及ぼしていた.今後は,訪問リハビリテーションをさらに充実させていく必要がある.
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