Japanese
English
実践講座 関節リウマチ診療の進歩・3
ステロイド
Use of glucocorticoids in the treatment of rheumatoid arthritis.
鈴木 暁岳
1
Akitake Suzuki
1
1国立国際医療センター膠原病内科
1Division of Rheumatology, International Medical Center of Japan
キーワード:
関節リウマチ
,
ステロイド
,
ステロイド性骨粗鬆症
,
ビスフォスフォネート
Keyword:
関節リウマチ
,
ステロイド
,
ステロイド性骨粗鬆症
,
ビスフォスフォネート
pp.257-261
発行日 2008年3月10日
Published Date 2008/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101203
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
1949年にHenchらは,関節リウマチ(RA)患者におけるステロイドの劇的な効果を発見したことでノーベル医学生理学賞を受賞した.それ以降,RA治療におけるステロイドの位置づけについて活発な研究,議論がなされてきて,投与方法に対するある程度のコンセンサスは得られてきている.
まず強調するべきは,ステロイドを長期・大量に使用してもRAを根治することは不可能であり,一部の例外を除いてはあくまでも治療の脇役であるということである.その点においてRAは全身性エリテマトーデスや多発性・皮膚筋炎,血管炎などといった他の膠原病疾患とは大きく異なる.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.