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誌上シンポジウム 骨粗鬆症に対する治療戦略
ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン改訂に向けて
Updated Japanese Guidelines for the Management and Treatment of Glucocorticoid-induced Osteoporosis
鈴木 康夫
1
Yasuo SUZUKI
1
1東海大学医学部リウマチ内科
1Division of Rheumatology, Tokai University School of Medicine
キーワード:
ステロイド性骨粗鬆症
,
glucocorticoid-induced osteoporosis
,
管理と治療
,
management and treatment
,
改訂ガイドライン
,
updated guidelines
Keyword:
ステロイド性骨粗鬆症
,
glucocorticoid-induced osteoporosis
,
管理と治療
,
management and treatment
,
改訂ガイドライン
,
updated guidelines
pp.787-795
発行日 2014年9月25日
Published Date 2014/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408103152
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10年ぶりに改訂されたステロイド性骨粗鬆症(GIO)の管理と治療ガイドラインは,国内のGIOのコホートの解析により独自の骨折危険因子を抽出して,初めてスコア法を薬物療法開始の基準判定に導入した.すなわち,1,047例の解析により得られた骨折予測因子である既存骨折,年齢,ステロイド投与量(mg/日),腰椎骨密度をカテゴリー化しスコアを与え,症例ごとの骨折リスクを総スコアで評価する.スコア3以上であれば薬物療法の適応とした.薬物療法の推奨は,骨密度減少と骨折の抑制効果があり,かつ1次予防と2次予防の両者において有効性が確認されているアレンドロネートとリセドロネートが第1選択薬として推奨された.
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