Japanese
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研究と報告
地域在住高齢者における運動定着と運動機能,身体活動量,身体活動に対する意識との関係
Relationships between habituation of exercise and physical function, physical activity, motivation for physical activity in community-dwelling elderly people.
牧迫 飛雄馬
1,2
,
島田 裕之
3
,
加藤 仁志
4,5
,
小口 理恵
1
,
石井 芽久美
5,6
,
古名 丈人
7
,
鈴木 隆雄
3
Hyuma Makizako
1,2
,
Hiroyuki Shimada
3
,
Hitoshi Katoh
4,5
,
Rie Koguchi
1
,
Megumi Ishii
5,6
,
Taketo Furuna
7
,
Takao Suzuki
3
1板橋リハビリテーション訪問看護ステーション
2早稲田大学大学院スポーツ科学研究科
3東京都老人総合研究所
4群馬パース大学保健科学部理学療法学科
5桜美林大学大学院老年学
6株式会社ツクイ教育研修部
7札幌医科大学保健医療学部
1Itabashi Rehabili Home-visit Nursing Station
2Graduate School of Sports Sciences, Waseda University
3Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology
4School of Health Science, Gumma Paz Collage
5Department of Gerontology, Graduate School of Obirin University
6Education Training Division, Tsukui Corporation
7School of Health Science, Sapporo Medical University
キーワード:
運動行動変容ステージ
,
身体活動
,
運動機能
Keyword:
運動行動変容ステージ
,
身体活動
,
運動機能
pp.159-164
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101180
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要旨:〔目的〕地域在住高齢者における運動習慣の定着が日常生活におけるさまざまな行動にどのように関連しているか検証することを目的とした.〔対象〕本研究に同意が得られた101名の地域在住高齢者(年齢75.7±4.1歳,男性31名,女性70名)を対象とした.〔方法〕運動機能測定として,膝伸展筋力,Timed Up & Go Test,タンデム歩行歩数を測定した.また,運動習慣,日常の活動,身体活動に関する内容について聴取した.〔結果〕運動非定着群と運動定着群で運動機能測定値に有意差を認めなかった.しかし,運動定着群では運動時間や近所へ外出する頻度が多く,身体活動をしないで過ごす日が少なかった.また,身体活動量を増やすための意図した行動が多かった.〔結語〕地域在住高齢者において,運動行動の変容に対する意識や定期的な運動の定着は,身体活動量や身体活動に対する意識,生活スタイルにも違いがあることが示唆された.
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