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増大特集 リハビリテーション医学2007―最近10年の動向とエビデンス
リハビリテーション・アプローチ
小児骨・関節疾患―手術適応と後療法,治療成績
Pediatric bone and joint disorders: urgical indication, postoperative rehabilitation, and treatment results.
芳賀 信彦
1
Nobuhiko Haga
1
1東京大学医学部附属病院リハビリテーション科
1Department of Rehabiliation, Tokyo University Hospital
キーワード:
ぺルテス病
,
脛骨列形成不全
,
腓骨列形成不全
Keyword:
ぺルテス病
,
脛骨列形成不全
,
腓骨列形成不全
pp.1093-1097
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101070
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はじめに
小児の骨・関節疾患の多くは,手術や装具の進歩により治療法選択の幅が広がっているが,その根拠となるエビデンスはまだ不十分であると言わざるをえない.ランダム化比較試験はほぼ皆無であり,さまざまな手法を用いて評価が試みられている.一方,治療成績の評価法については,従来の理学所見やX線所見によるものに加え,動作解析やQOL(quality of life)評価を取り入れる研究もでてきている.
ここでは理学療法や装具治療を含めて治療法の選択に議論のある疾患を2つピックアップし,とくに治療法に関する臨床研究に基づいて,最近の動向を概説する.
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