特集 リウマチと整形外科
関節リウマチにおける頚椎手術の適応と臨床成績
安田 剛敏
1
,
鈴木 賀代
1
,
元村 拓
1
,
箭原 康人
1
,
川口 善治
1
1富山大学医学部整形外科
キーワード:
関節リウマチ(rheumatoid arthritis)
,
脊椎(spine)
,
手術(surgery)
Keyword:
関節リウマチ(rheumatoid arthritis)
,
脊椎(spine)
,
手術(surgery)
pp.329-333
発行日 2020年3月19日
Published Date 2020/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000171
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関節リウマチ(rheumatoid arthritis;RA)では,環軸関節亜脱臼(atlantoaxial subluxation;AAS),垂直性亜脱臼(vertical subluxation;VS),軸椎下亜脱臼などの特徴的な頚椎障害をきたしやすい。病態に応じ術式を選択し,その治療成績を検討した。整復不能なAASやVSでは,後頭骨頚椎間固定 (O-C固定)を選択せざるを得ないが,環軸椎固定と比べ,5年生存率は低く,死因は呼吸器疾患が多かった。O-C固定とならないように,RAのコントロールと適切なタイミングでの手術が必要である。
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