学会報告
第17回中国四国リハビリテーション医学研究会―2002年12月8日(日),於:香川県民ホール
乗松 尋道
1
1香川医科大学整形外科
pp.689-696
発行日 2003年7月10日
Published Date 2003/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100807
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1.脊髄小脳変性症における経頭蓋反復磁気刺激療法の大脳高次機能への影響
国立療養所南岡山病院リハビリテーション科
寺地 幸喜・大石 廣
同臨床研究部神経内科 高田 裕・田辺 康之
〔目的〕rTMSを行った脊髄小脳変性症29例の大脳高次機能について報告した.〔方法〕rTMS開始前と8週間治療後評価し,前後を比較した.〔結果〕1 コース立方体組み合わせテストは有意に成績が上昇していた.2 レーヴァン色彩マトリックス検査,三宅式記銘力検査法,およびベントン視覚記銘検査では有意な上昇ではなかった.〔考察〕反復検査による学習効果,運動能力の改善,抑うつ等の精神的な影響も考慮しなければならない.
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