Japanese
English
調査
GaitSolutionのモニター使用評価―1.医療関係者による評価と適応
Questionnaire survey in GaitSolution use:assessment of gait pattern and improvement by medical staff.
山本 澄子
1
,
萩原 章由
2
,
溝部 朋文
2
,
横山 修
3
,
安井 匡
4
Sumiko Yamamoto
1
,
Akiyoshi Hagiwara
2
,
Tomofumi Mizobe
2
,
Osamu Yokoyama
3
,
Tadashi Yasui
4
1国際医療福祉大学大学院
2横浜市脳血管医療センター
3神奈川リハビリテーション病院
4川村義肢株式会社
1International University of Health & Welfare
2Yokohama Stroke and Brain Center
3Kanagawa Rehabilitation Hospital
4Kawamura Gishi, Co Ltd
キーワード:
片麻痺者
,
短下肢装具
,
歩容評価
,
適応
Keyword:
片麻痺者
,
短下肢装具
,
歩容評価
,
適応
pp.1079-1086
発行日 2006年11月10日
Published Date 2006/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100414
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はじめに
GaitSolution(以下,GS)は,片麻痺者を対象とした歩行分析の結果にもとづき,歩容の改善を目的として開発された短下肢装具である1).GSの特徴は,歩行時立脚初期の踵接地から足底接地にかけて,足関節を底屈させながら活動する背屈筋群の遠心性収縮を補助する底屈制動の力を油圧ダンパーによって発生させ,油圧ダンパーの抗力の大きさを使用者の状態に合わせて調節できることである.
GSは片麻痺者を対象として開発された装具であるが,どのような片麻痺者に適応があるかについては明らかにされていない.そこで,今回,全国34か所の施設の協力をいただき,GSのモニター使用を実施した.モニター使用時に,対象となる使用者の基本情報,歩容,GSの効果などについてアンケートを実施した.
ここでは,モニター使用アンケート結果のうち医療関係者による回答を示し,どのような使用者にGSの適応があったかを明らかにすることを目的とした分析を行った.
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