Japanese
English
特集 ハイリスク状態のリハビリテーションアプローチ
悪性腫瘍(がん)
Cancer rehabilitation.
田沼 明
1
,
辻 哲也
2
Akira Tanuma
1
,
Tetsuya Tsuji
2
1静岡県立静岡がんセンターリハビリテーション科
2慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
1Division of Rehabilitation, Shizuoka Cancer Center Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
キーワード:
がん
,
リハビリテーションチーム
,
リスク管理
Keyword:
がん
,
リハビリテーションチーム
,
リスク管理
pp.423-428
発行日 2006年5月10日
Published Date 2006/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100297
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はじめに
高齢化社会に突入した現在,わが国における悪性腫瘍(以下,がん)患者数は年々増加している.一方,医療技術の進歩によってがんの死亡率は減少傾向にあり,1999年末現在298万人であったがん生存者が,2015年には533万人になると推計されている1).このように「がんと共存する」時代となりつつあるなかで,がん患者のADL(activities of daily living)やQOL(quality of life)の維持・改善のためリハビリテーションの必要性が増大している.
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