特集 日常診療に求められるリハビリテーション
理学療法士が主治医に期待すること
石田 和人
1
1名古屋大学医学部保健学科理学療法学専攻
キーワード:
理学療法
,
作業療法
,
ADL
,
ICF
,
地域リハビリテーション
,
リハビリテーションチーム
Keyword:
理学療法
,
作業療法
,
ADL
,
ICF
,
地域リハビリテーション
,
リハビリテーションチーム
pp.970-973
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100206
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
理学療法・作業療法の概念
理学療法や作業療法は,リハビリテーション医学における中核的な治療技術である.しかし本来,リハビリテーション医療の実践はこの2つの領域だけで成し得るものではなく,言語聴覚士,義肢装具士,臨床心理士,ソーシャルワーカーなど,さまざまな専門職種も協調的にそれぞれの役割を担う必要がある1, 2).
病院や施設の経営上,多くの専門職種を同時に雇用することは困難であるという現実的な問題もあるだろう.しかし,単純に「理学療法・作業療法=リハビリテーション」ととらえられ,本来有する専門性が発揮されていないこともある.そこでまず,そもそも理学療法および作業療法がどういう概念なのか改めて整理してみたいと思う.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.