特集 最適な非対称性動作を考える
最適な非対称性歩行動作の獲得をめざした理学療法—運動器疾患
南角 学
1
,
河野 拓巳
1
,
黒田 隆
2
Manabu NANKAKU
1
,
Takumi KAWANO
1
,
Yutaka KURODA
2
1京都大学医学部附属病院リハビリテーション部
2京都大学医学部整形外科
キーワード:
股関節疾患
,
非対称性歩行
,
股関節負荷
,
歩行効率
Keyword:
股関節疾患
,
非対称性歩行
,
股関節負荷
,
歩行効率
pp.1015-1020
発行日 2024年9月15日
Published Date 2024/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203583
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Point
●非対称性歩行では歩行中の重心移動を円滑に行うことができず,歩行効率の低下を招くことから治療の対象となる
●変形性股関節症では非対称性歩行によって股関節への負荷を軽減し,痛みを回避することで日常生活での活動量を維持している可能性がある
●人工股関節により股関節の機能・構造的な改善が得られると,歩行効率や身体機能の向上のためには対称性の歩行パターンを獲得することが必要となる
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