診療
運動器検診の実際
岡田 慶太
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キーワード:
運動器検診
,
側弯症
,
股関節疾患
,
麻痺性疾患
Keyword:
運動器検診
,
側弯症
,
股関節疾患
,
麻痺性疾患
pp.1658-1664
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001543
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2016年4月より小・中・高校生に対する運動器検診が開始された.これは,運動不足による体力の衰退と過度な運動による運動器障害をきたす児童の二極化がみられることが発端となり,これまでの側弯症検診に加え,四肢の診察項目が追加された.まず,事前に保護者が保健調査票を記入することで子どもの運動器に関心をもち,これまで気づかなかった些細なことでも拾いあげることを目的とする.検診は学校医が行い,限られた時間のなかで定められた項目を診察する.そして,疾病や異常がみつかれば専門機関へと紹介する.始まって5年になるが徐々に浸透しつつあり,将来のロコモ予防への第一歩として期待されている.
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