特集 視覚障害を併存する対象者の理学療法を考える
後天眼球運動障害による複視の視能訓練
岡 真由美
1
,
米田 剛
1
Mayumi OKA
1
,
Tsuyoshi YONEDA
1
1川崎医療福祉大学リハビリテーション学部視能療法学科
キーワード:
複視
,
麻痺性斜視
,
融像野拡大
,
視能訓練
,
sagging eye syndrome
Keyword:
複視
,
麻痺性斜視
,
融像野拡大
,
視能訓練
,
sagging eye syndrome
pp.768-772
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203513
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Point
●両眼複視による日常生活への支障は,身体障害者程度等級6級に該当する
●麻痺性斜視の複視に対する視能訓練では,麻痺した外眼筋の筋力回復と拮抗筋の痙縮解除により,融像野拡大を図る
●Sagging eye syndromeは加齢性斜視であり視能訓練の適応でないが,屈折矯正(眼鏡装用)により複視の改善を試みることが治療の第一歩となる
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