特集 症候別画像診断プロトコル
疾病診断(症候別) 複視・眼球突出[MRI]
安藤 知広
1
,
加藤 博基
1岐阜大学 医学部放射線科
キーワード:
眼球突出
,
MRI
,
視神経疾患
,
中咽頭腫瘍
,
複視
,
リンパ腫
,
外転神経疾患
,
三次元イメージング
,
Graves病眼症
Keyword:
Diplopia
,
Exophthalmos
,
Lymphoma
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Oropharyngeal Neoplasms
,
Optic Nerve Diseases
,
Abducens Nerve Diseases
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Graves Ophthalmopathy
pp.78-79
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019184011
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複視の原因疾患は,外眼筋の障害,占拠性病 変などによる機械的な眼位のずれ,外眼筋を支 配する脳神経または脳神経核(動眼神経,滑車 神経,外転神経)の障害に大別される。眼球突 出は眼窩内容の増大によって眼球が前方に偏位 した状態であり,原因疾患は眼窩内病変,眼窩 外(副鼻腔や頭蓋底など)からの浸潤,全身疾患 に分類される。これらの症候を示す場合,眼窩 領域以外に頭蓋底,海綿静脈洞,脳槽,中脳, 橋に原因疾患が存在することがあり,これらに ついても併せて評価する必要があるため,画像 診断の果たす役割は大きい1)。
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