特集 プライマリ・ケアにおける神経症候へのアプローチ
各論(症状編)
複視の診かた—脳血管障害などの危険な複視,糖尿病性末梢神経障害などの頻度の高い複視の鑑別ポイント
山原 直紀
1
,
吉倉 延亮
1
,
下畑 享良
1
1岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野
キーワード:
複視
,
脳血管障害
,
糖尿病性末梢神経障害
Keyword:
複視
,
脳血管障害
,
糖尿病性末梢神経障害
pp.2296-2299
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227341
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎複視は核下性,核間性,核上性に分けられる.
◎眼球運動の診察と,解剖学的診断の要点を理解する.
◎複視の診察は,単眼性・両眼性の判別,次いで脳血管障害やその他の危険な複視を除外する.
◎危険な複視が除外できたら,糖尿病性末梢神経障害などの頻度の高い複視を評価する.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.