特集 じっくりじんわり神経診察―実臨床での胆力をつけるために
座談会
自分の症候学を築いていくために
井口 正寛
1
,
岩田 誠
2
,
武田 貴裕
3
,
伊藤 英一
4
Masahiro IGUCHI
1
,
Makoto IWATA
2
,
Takahiro TAKEDA
3
,
Eiichi ITO
4
1福島県立医科大学神経内科
2メディカルクリニック柿の木坂
3国立病院機構千葉東病院脳神経内科
4国立病院機構福島病院脳神経内科
pp.1195-1206
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_1195
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
井口 本日ご出席いただいている先生方は,岩田先生の門下生で,東京女子医科大学で薫陶を受けました.当時,私は自信なく所見をとりながらも,「所見が違う」といって怒られるようなことはありませんでした.岩田先生のご著書を拝読すると,「マニュアル化したものではなくて,自分の症候学を築いていかなければいけない」ということが書いてありますので,「たぶんそういうことなのかな」と思いながら,怒られなくてほっとしていたものです.
© Nankodo Co., Ltd., 2018