特集 心疾患診療に活かす心臓リハビリテーション:まとめエッセンス
包括的心臓リハビリテーションの実際 高齢者における心臓リハビリテーションの諸問題
杉江 正光
1
,
原田 和昌
1東京都健康長寿医療センター 循環器内科
キーワード:
悪液質
,
運動療法
,
高血圧
,
術後管理
,
心不全
,
大動脈疾患
,
大動脈弁狭窄症
,
低血圧-起立性
,
筋肉減少症
,
慢性腎臓病
,
心臓リハビリテーション
,
経カテーテル大動脈弁置換術
,
フレイル
Keyword:
Cachexia
,
Aortic Diseases
,
Hypotension, Orthostatic
,
Hypertension
,
Heart Failure
,
Frailty
,
Cardiac Rehabilitation
,
Postoperative Care
,
Exercise Therapy
,
Aortic Valve Stenosis
,
Transcatheter Aortic Valve Replacement
,
Sarcopenia
,
Renal Insufficiency, Chronic
pp.729-733
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020279789
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1 高齢者心疾患患者において運動療法プログラムは、生活機能を向上させることもその目的となる。2 高齢の心不全患者を対象としたレジスタンストレーニングの効果が確認されている。3 腎臓リハビリテーションという概念は、CKDでは筋肉量の減少が進むため、高齢者では蛋白質摂取量を増やし、運動も多くしなければならないという考えである。4 フレイルな高齢者では起立時に血圧が上昇しやすいため、大動脈解離などで早期離床をめざしたリハビリでは注意が必要である。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.