特集 理学療法と下肢装具
座談会:脳卒中治療における下肢装具の活用
永冨 史子
1
,
溝部 朋文
2
,
阿部 浩明
3
,
西尾 祥子
4
1川崎医科大学総合医療センターリハビリテーションセンター
2横浜市立脳卒中・神経脊椎センターリハビリテーション部
3広南病院リハビリテーション科
4兵庫県立リハビリテーション中央病院リハビリ療法部
pp.318-329
発行日 2017年4月15日
Published Date 2017/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200839
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永冨 理学療法における下肢装具は,病期を問わず姿勢保持や運動能力低下を補う,非常に有益な治療ツールの1つです.脳卒中においては,特に「脳卒中治療ガイドライン2015」で早期からの歩行練習の開始や装具療法が推奨されていますが,下肢装具を動作練習に利用すると,装着関節以外の範囲にまでその影響が及びます.そのため,理学療法士は動作と絡めて理解したうえで利用する必要があります.
本座談会では脳卒中治療を中心に,下肢装具と理学療法の融合に言及するような意見交換を行いたいと考えています.それではまず,ご自身の臨床の歩みと施設のご紹介からお願いします.
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