ひろば
急性期理学療法の発展のために—ADL維持向上等体制加算の普及
平野 明日香
1
Asuka Hirano
1
1藤田保健衛生大学病院リハビリテーション部
pp.179
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200802
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●ADL維持向上等体制加算に込められた想い
2014年度の診療報酬改定で急性期病棟におけるリハビリテーション専門職(以下,療法士)の専従配置に対する評価としてADL維持向上等体制加算(以下,ADL加算)が新設され,当院では2014年4月より私が専従者となり算定を開始しました.
日本理学療法士協会の半田一登会長は,このADL加算について「病院における新たな病態の“予防”という取り組みをしっかりと根づかせることが今後の医療にとても重要(中略)今回,われわれ理学療法士にとってもとてもいいチャンスをいただいたと思っています」と述べています.こうした半田会長の期待を知り,私は療法士を急性期病棟に専従配置する効果検証をしたいと思うようになりました.
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