特集 頸肩腕障害と理学療法
頸肩腕症候群の病態と治療
舟木 一夫
1
Kazuo Funaki
1
1羽島市民病院リハビリテーション科
pp.571-580
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106337
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はじめに
頸肩腕症候群とは,頭頸部から肩甲帯,上肢にかけての痛み,しびれ,脱力感,冷感などの症状を起こす疾患群につけられた総括的名称である.1955年に飯野らにより提唱され,同年の日本医師会雑誌に報告されている1).本稿では,広義の頸肩腕症候群全般の発症メカニズムと基本的な治療方針について総論的に紹介する.また,狭義の頸肩腕症候群に加え,外傷性頸部症候群,胸郭出口症候群について説明する.
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