学会印象記
―第28回日本静脈経腸栄養学会―「和」を実感できた真の学際性とホスピタリティ
内山 靖
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1名古屋大学大学院医学系研究科理学療法学講座
pp.338
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106258
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静寂な空気に緊張感と心地よさを感じながら,2013年2月21・22日に日本静脈経腸学会学術集会が金沢で開催されました.会長は,山中温泉医療センターセンター長の大村健二先生で,臨床家としての思いと細やかな配慮の行き届いた素晴らしい学術集会でした.
学会には医師と管理栄養士/栄養士それぞれ約4,000名が所属し,そのほか多くの医療職を合わせて約18,000名の会員で構成されています.本学術集会には1,413題の応募が寄せられ,一般演題の採択率は70%と厳選された内容でした.今回の学術集会への参加者はおよそ8,500名と,この領域への関心の高さを物語っています.プログラムには,いくつかの主要なテーマに沿った関連学会との合同シンポジウムと主題関連演題が設定されていました.参加者の関心テーマごとに選択プランが紹介されるなど,学際領域の真意を具現化した大村健二会長や東口髙志理事長の思いが込められていました.
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