入門講座 退院指導・1
片麻痺患者の退院指導の実際
松村 文雄
1
Matsumura Fumio
1
1近森リハビリテーション病院理学療法室
pp.651-655
発行日 2000年9月15日
Published Date 2000/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105625
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Ⅰ.はじめに
医療改革によって病床区分の見直しや診療報酬の改定による病院の機能分化,在院日数の短縮,介護保険制度導入によるサービスの一元化が図られるなかで,急性期・回復期・維持期の各時期におけるリハビリテーションサービスがますます重要になってきている.
自宅復帰を目標とするためには,特に急性期,回復期にあって入院中の患者に対して十分なリハビリテーションが提供され,自立に向けたアプローチと退院後の患者・家族の生活の維持がとりわけ大切である.本稿では,当院における自宅復帰を目標とした退院指導の取り組みを紹介する.
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