特集 訪問リハビリテーションの実際
診療所における訪問リハビリテーション
平山 隆喜
1
Hirayama Takayoshi
1
1(医)あいち診療所在宅医療部
pp.541-547
発行日 2000年8月15日
Published Date 2000/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105598
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1.診療所のあゆみ
「あいち診療所野並」は在宅医療を行う目的で,無床診療所として1990年7月に開設された.当初は医師と看護婦の2人だけで訪問診療や訪問看護を行っていたが,1年後の1991年7月より筆者が加わって,訪問リハビリテーション(似下,訪問リハ)が始まった.その後,作業療法士,言語聴覚士が参加して,現在,在宅患者79名のうち8割近くの対象者に訪問リハを行っている.
在宅医療の質の向上を追求していくなかで,1993年10月には,利用者の要望に応えて,デイケア,ショートステイ機能を備えた現在の診療所が完成した(図1).
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