特集 訪問看護・2—地域ケアを目指して
[私たちの実践レポート]
診療所における訪問看護
菅原 恵子
1
1むさしの共立診療所
pp.1139-1143
発行日 1983年10月1日
Published Date 1983/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919968
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はじめに
医療・看護の分野ではかなり以前からその意義と必要性が叫ばれてきた訪問看護も,世の関心を集めてからまだ日も浅く,一般の人々にはようやく言葉だけが知られるようになったというのが現状です.東村山市の東京白十字病院(昭和46年開始)を皮切りに,訪問看護が全国各地に広がり始めたのは昭和50年ころです.各自治体や施設での広がりの中で,訪問看護の内容を問い直してみる時期にきていると思われます.
今年2月1日から実施された‘老人保健法’により,1か月以上入院し,退院した方で,寝たきり状態にある在宅患者への訪問指導が,月2回まで,3か月間以内という限定づきで‘退院患者継続看護・指導料’が点数化されました.
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