特集 自営理学療法士の活動
〈私の職場〉
訪問リハビリテーションを中心として
足立 このみ
1,2
Adachi Konomi
1,2
1Z-care
2在宅ケアサービス研究会
pp.607-612
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105870
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はじめに
自営理学療法士の先駆けということでのご指名であるが,「自営」という言葉は現在の私にはピンとこず,とまどいさえ感じている.現在は複数の組織に関わる非常勤として個人の確定申告のみを行っている.したがって,「自営」というよりも「フリー」という言葉のほうがしっくりすると思われる.
1994年3月病院を退職,95年8月訪問リハを中心とする業務内容の1人法人の有限会社を設立.
1997年9月福祉用具販売会社設立.
1998年8月訪問リハビリテーション中心の有限会社解散,同時に社団法人長寿社会文化協会のポイントを設立.
1999年10月福祉用具販売会社を離れる.
1つの施設,病院に常勤するという就業形態から距離をおき,多元的に就業形態を考え,試みてきて8年,過去の経験を反省とともに振り返り,できうることなら次への展望を考えられたら良しと思って,恥ずかしながら書かせていただくことにする.もちろんこれが志ある理学療法士(以下PT)の方々にとって勇気を奮いたたせることになるのか,足をひっぱることになるのかは当方責任をもちかねることを了承いただくとともに,現在自営なさっている諸先生方が失笑なさることになるやもしれないと覚悟している次第である.
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