特集 嚥下障害/熱傷
脊髄小脳変性症例における摂食嚥下障害
久保 高明
1
,
寺井 敏
2
Kubo Takaaki
1
1(医)白十字会白十字病院リハビリテーション科
2(医)白十字会白十字病院神経内科
pp.235-238
発行日 1999年4月15日
Published Date 1999/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105278
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.はじめに
脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration disease,以下SCD)における摂食嚥下障害(dysphagia)は,その発現率が高いにもかかわらず1-3),詳細な報告が少ないのが現状である.
本稿では,筆者らが経験したSCD患者における摂食嚥下障害の状態を紹介するとともに,そのアプローチなどについて,文献的考察も加えて報告する.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.