特集 救急医療と理学療法
高齢脳損傷患者の救急医療と理学療法の役割
新屋 順子
1
,
廣田 礼司
1
Shinya Junko
1
1県西部浜松医療センターリハビリテーション科
pp.672-674
発行日 1998年9月15日
Published Date 1998/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105131
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1.はじめに
筆者らが勤務する県西部浜松医療センターは,市医師会中央病院を母体として昭和48年に浜松市が開設した総合病院である.平成9年に増改築工事を終え,現在,一般病床600床,伝染病床25床の静岡県西部地域の基幹病院である.また,当院の平均在院日数は年々短縮しており,平成9年度は21日であった.
我々は,急性期リハビリテーション(以下,リハ)におけるリスクや合併症,入院期間などを視野に入れつつ,理学療法を行わなければならない.本稿では2例の具体例を挙げ,当院での高齢脳損傷患者の理学療法と救急医療との関連および日常の留意点について考察する.
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