特集 高齢脊髄損傷
高齢受傷脊髄損傷者の理学療法
古田 晴朗
1
,
山口 崇
1
,
清水 民子
1
,
北島 紀子
1
,
山西 睦月
1
,
松本 規男
1
,
永田 雅章
1
Furuta Haruo
1
1国立療養所村山病院リハビリテーション科
pp.85-91
発行日 1996年2月15日
Published Date 1996/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104475
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1.はじめに
高齢者の外傷性脊髄損傷者(以下,脊損者)は近年増加傾向にあり,全国的にみても65歳以上の脊損者は全脊損者の22.4%を占めている1).国立療養所村山病院においても高齢の脊損者が増加傾向にあり,また頸髄損傷者(以下,頸損者)の占める割合が高くなってきている.
このように,脊損者の損傷構造が変わるなかで,当院の現状にふれながら高齢受傷の脊損者の理学療法について以下に論ずる.
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