理学療法草創期の証言
草創期の理学療法士の養成教育と臨床実習
菊地 延子
1
1東京大学医学部附属病院リハビリテーション部
pp.766
発行日 1994年11月15日
Published Date 1994/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104129
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私は1964年に我が国に初めて創設された通称,清瀬のリハビリテーション学院の第2回生として入学し,都心の大手町から清瀬の学院まで毎日通学していた.当時の清瀬の町は松林の中に病院が散在している寂しい町並で,如何にも療養所街のようであった.
校舎と言える物はまだ無く,東京病院の建物の一部での間借り生活がしばらく続いた.故・砂原茂一先生がリハビリテーション学院の草創期を杉田玄白の「蘭学事始」にたとえられていたのが懐しく思い出される.
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