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上肢障害児のためのリコーダー
岩沢 信子
1,2
1東京都補装具研究所
2東京都品川児童相談所
pp.704
発行日 1993年10月15日
Published Date 1993/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103848
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1.上肢障害児用リコーダー開発の経緯
リコーダーは縦笛の一種で,裏側に一つ表側に七つの孔があり手指で孔を開閉して吹奏する.
現在,小中学校の音楽教育の場で広く用いられているが,手指に障害のある児童の多くは市販のリコーダーをそのまま演奏することができない.そこで手指に障害があってもリコーダーの演奏を楽しめるように,さまざまな工夫がされてきた.これらは皆と一緒にリコーダーを吹きたいという児童や保護者の願いに沿って開発・製作されてきたものである.
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