プラクティカル・メモ
片手で吹ける笛リコーダー
古川 宏
1
,
高山 忠雄
2
,
林 武雄
2
,
高橋 良作
2
,
青木 主税
2
,
海老名 政彦
2
,
伊勢 勝英
2
,
浪江 久美子
2
,
岩波 君代
2
,
山田 有恒
3
1東京都心身障害者福祉センター
2東京都補装具研究所
3日本楽器管楽器部
pp.214-215
発行日 1981年1月15日
Published Date 1981/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102332
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- 文献概要
上肢機能障害をもつ児童や親の心配の一つに小学校3年から音楽の時間に必須教材になっているリコーダー(立て笛)ができないことがある.そのような要望に少しでも答えられるように「片手で吹けるリコーダー」を昭和50年に東京都補装具研究所で試作した(第9回日本作業療法士学会で報告).このリコーダーは,①たるべく外観が他の児童の笛と同しであること,②操作が簡単であること,③安価であることなどを考えてリコーダーの筒の中に工作をした(内装式).その後,内装式は空気の流れの面で音が不安であることから外装式の片手笛(竹井機器製)となった.
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