Japanese
English
特集 脳性麻痺の理学療法と手術および装具療法
脳性麻痺児に対するNDT実践と整形外科手術および装具療法
Physical Therapy, Surgery and Orthotics in Cerebral Palsy: Co-operation between NDT Therapists and Orthopedic Surgerist in Treatment of Cerebral Palsy Children
紀伊 克昌
1
,
大川 敦子
2
Katsumasa KU
1
,
Atsuko OKAWA
2
1ボバース記念病院
2ボバース記念病院
1Department of Rehabilitaion, Bobath Hospital
2Department of Orthopedics, Bobath Hospital.
pp.471-476
発行日 1989年7月15日
Published Date 1989/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102811
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.脳性麻痺児に対するNDT原則
脳性麻痺児に対してNDT(神経発達学的治療)を実践する際,以下を原則としている1).
①筋肉トレーニングよりも中枢神経系に関与するパターントレーニングが必要である.②正常児発達の連続性と競合性を適切に応用する.そして可能な限り運動機能を発達させる.③症例によっては装具療法も外科的処置も加えて,子ども自身の生活自立度を高める.④異常発達に対する日常生活の管理と援助,そして,知的発達と教育的配慮とを促進するための両親指導が重要である.さらに,豊かな情緒と社会適応とを備えた成人に成長するように,子どもにかかわる多くのプロフェッションが一致して,長期間援助し続けることが必要である.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.