書評
―丸山仁司・竹井 仁・黒澤和生 常任編集―「考える理学療法 評価から治療手技の選択〔中枢神経疾患編〕」
奈良 勲
1
1神戸学院大学総合リハビリテーション学部
pp.1022
発行日 2006年12月15日
Published Date 2006/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102570
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このたび,文光堂から丸山仁司・竹井 仁・黒澤和生氏らを常任編集者および網本 和・望月 久氏らをゲスト編集者として,中枢神経疾患に関連する『考える理学療法 評価から治療手技の選択』シリーズの第2巻目が出版された.
本書の基本的コンセプトは,極めて複雑な臨床像を呈する脳血管障害をはじめ,脳外傷,パーキンソン病,脳性麻痺などの中枢神経疾患の病態生理学的知見の呈示から,検査・測定/評価,対象者の症状・症候に対応した治療手技の選択過程まで,一貫したクリニカルリーズニング(臨床的推論)を呈示していることである.よって,すでに筆者の編集によって文光堂から出版されている「理学療法のとらえかた PART1,2,3」のコンセプトと類似しているといえよう.
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