Japanese
English
原著
内外側大腿骨後顆の厚さが人工膝関節全置換術後屈曲可動域に与える影響
Effect of Medial and Lateral Posterior Condylar Offset on Kee Flexion after Total Knee Arthroplasty.
諸澄 孝宜
1
,
石井 義則
2
,
野口 英雄
2
,
武田 光宏
2
,
佐藤 潤香
2
,
桜井 徹也
1
,
鳥谷部 真一
3
Takanori Morozumi
1
1医療法人葦の会石井クリニックリハビリテーション科
2医療法人葦の会石井クリニック整形外科
3新潟大学医歯学総合病院危機管理室
キーワード:
人工膝関節全置換術(TKA)
,
大腿骨後顆厚さ(PCO)
,
膝関節可動域(ROM)
Keyword:
人工膝関節全置換術(TKA)
,
大腿骨後顆厚さ(PCO)
,
膝関節可動域(ROM)
pp.654-658
発行日 2012年7月15日
Published Date 2012/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102350
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要旨:人工膝関節全置換術(Total Knee Arthroplasty:TKA)後における膝関節可動域(Range of Motion:ROM)について,人工関節の運動を規定する因子としてインプラントの形状が挙げられる.本研究では,TKA前後における内外側大腿骨後顆変化が術後膝関節屈曲ROMに及ぼす影響を検討した.
TKA施行患者96名(106関節)を対象とし,術前と術後12か月に屈曲ROMと大腿骨後顆の厚さ(Posterior Condylar Offset:PCO)を評価した.術後理学療法では,翌日より全荷重を許可し,術後早期から軟部組織に対してアプローチした.結果は各PCO変化と術後屈曲角度,PCO変化パターンと屈曲可動域の変化率,変化量について有意差は認められなかった.
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