Japanese
English
原著
Magnetic Resonance Imaging(MRI)の特性を用いた単一運動課題における内閉鎖筋,外閉鎖筋の筋活動の差異についての検討
Function of obturator internus and obuturator externus considered from results of magnetic resonance imaging.
木下 一雄
1
,
平野 和宏
2
,
千田 真大
3
,
河合 良訓
4
,
安保 雅博
5
Kazuo Kinoshita
1
1東京慈恵会医科大学附属柏病院リハビリテーション科
2東京慈恵会医科大学附属青戸病院リハビリテーション科
3東京慈恵会医科大学附属病院放射線科
4東京慈恵会医科大学解剖学講座第1
5東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
キーワード:
MRI
,
閉鎖筋
,
運動課題
Keyword:
MRI
,
閉鎖筋
,
運動課題
pp.1113-1117
発行日 2010年12月15日
Published Date 2010/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101825
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要旨:本研究の目的は,MRI,T2強調画像を用いて,単一運動課題における内閉鎖筋,外閉鎖筋の筋活動の差異を検証することである.対象は健常者11名で,運動課題は股関節中間位からの外旋運動と股関節屈曲30°の内転運動とした.方法はMRI,T2強調画像を用いて運動課題前後の筋活動評価を行った.結果,外閉鎖筋は安静時に対する外旋運動後のT2値増加率は10.6±8.1%,内転運動後は6.6±3.8%,内閉鎖筋は外旋運動後6.2±4.8%,内転運動後2.3±2.4%であった.各運動課題で内閉鎖筋より外閉鎖筋のT2値増加率が有意に高値を示し,外閉鎖筋では内転運動より外旋運動で有意にT2値の増加を認めた.よって腹臥位の外旋運動は,より外閉鎖筋の筋活動を賦活できることが示唆された.
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