書評
―Mark A. Jones,Darren A. Rivett(編著)藤縄 理,亀尾 徹(監訳)―「マニュアルセラピーに対するクリニカルリーズニングのすべて」
内山 靖
1
1名古屋大学
pp.703
発行日 2010年8月15日
Published Date 2010/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101732
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このたび,Jones MA,Rivett DA氏が編著され,2004年に英国で出版された“Clinical Reasoning for Manual Therapists”の日本語版として,標記書籍が発刊されました.
原著は,Jones MA,Rivett DAに加え,Butler D,Higgs J,Jull G,Kaltenborn F,Maitland G,McKenzie R氏など,徒手理学療法を専門としない日本の理学療法士でも身近に感じられる豪華な執筆陣です.このような歴史的な名著となりえる書籍をいち早く理解し,ともすると労力がかかることなどから敬遠されがちな翻訳を決意されたことに敬意を表するものです.日本語の仕上がりが500ページ弱にのぼる大著でありながら,4名の理学療法士によって統一感の高いわかりやすい日本語となっています.
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