特集 地域リハビリテーションにおける理学療法
介護老人保健施設のショートステイ利用者に対する理学療法の取り組みと課題
小笠原 正
1
Ogasawara Tadashi
1
1医療法人近森会近森リハビリテーション病院
pp.13-18
発行日 2008年1月15日
Published Date 2008/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101090
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はじめに
老人保健施設(現在の介護老人保健施設)は1986年に在宅と医療機関とを結ぶ中間施設として,「疾病,負傷等により寝たきりの状態にある老人又はこれに準じる状態にある老人に対し,看護,医療的管理の下における介護および機能訓練その他の必要な医療を行うとともに,その日常生活上の世話を行うこと」を目的として創設された1).また高齢者リハビリテーション(以下,リハ)研究会の報告では,介護老人保健施設は維持期リハの中核施設として位置づけられており2),在宅支援機能として,短期入所療養介護(以下,ショートステイ)の役割も期待されている.
本稿ではこれらの内容も含め,介護老人保健施設の役割やショートステイの機能について述べるとともに,理学療法士の関わりについても考察する.
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