Japanese
English
報告
変形性膝関節症内側型に対する靴指導の有用性
Utility of shoes guidance for osteoarthritis of the knee
清水 新悟
1
,
徳田 康彦
1
,
横地 正裕
2
,
前田 健博
1
,
良田 洋昇
2
Shimizu Shingo
1
1三仁会春日井整形外科
2三仁会あさひ病院
キーワード:
変形性膝関節症
,
靴指導
,
歩行時痛
Keyword:
変形性膝関節症
,
靴指導
,
歩行時痛
pp.861-865
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101046
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:変形性膝関節症内側型22例34膝に対し,靴指導を行い,歩行時痛の改善が得られるか評価を行った.その結果,10m歩行時間,10m歩数,VASの改善を認めた.また日本整形外科学会OA膝治療成績判定基準(JOA score)を用いて,靴指導前と靴指導1週間後を評価して比較した結果,有意に靴指導後に改善がみられた.よって適した靴を装着することは歩行時痛の改善に有効であると思われた.さらに指導前と指導後の靴の重さを比較した結果,指導後の靴が有意に重いにもかかわらず,歩行時間の短縮などがみられ,対象者自身においても指導後の靴のほうを軽く感じるという結果が得られた.靴は必ずしも軽量化することが最善策ではないことが示唆された.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.