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短報
変形性膝関節症の後足部回内外に対する足底板療法の検討
Study of insole therapy pronation and supination posterior foot for osteoarthritis of the knee.
清水 新悟
1
,
徳田 康彦
1
,
横地 正裕
2
,
前田 健博
1
,
花村 浩克
2
,
岩堀 裕介
3
Shimizu Shingo
1
1三仁会春日井整形外科
2三仁会あさひ病院
3愛知医科大学医学部整形外科学教室
キーワード:
変形性膝関節症
,
足底板療法
,
歩行時痛
Keyword:
変形性膝関節症
,
足底板療法
,
歩行時痛
pp.763-768
発行日 2008年9月15日
Published Date 2008/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101251
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要旨:変形性膝関節症内側型に対し,歩行時の立脚中期の後足部の回内外に着目し,タイプ別に足底装具を製作し,歩行時痛の改善が得られるか評価を行った.その結果,足底装具装着直後に10m歩行時間,10m歩数,VASの有意な改善を認め,1週間後に全項目がさらに改善した.また,足底装具装着前と装着1週間後に日本整形外科学会OA膝治療成績判定基準(JOAスコア)を用いて比較した結果,足底装具装着後に有意な改善が認められた.本結果から,変形性膝関節症内側型に対する足底板療法は,外側楔状板を用いる以外にも臨床的に有用な方法があることが示唆された.
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