Japanese
English
報告
外反母趾に対する足底挿板療法の短期効果
The short effects of foot orthotic approach for hallux valgus deformity.
清水 新悟
1
,
鈴木 信介
2
,
徳田 康彦
1
,
前田 健博
1
,
佐橋 政次
3
,
花村 浩克
4
Shimizu Shingo
1
1三仁会春日井整形外科
2はまな整形外科クリニック
3愛知ブレース
4三仁会あさひ病院
キーワード:
第1中足骨外反パッド
,
足底挿板療法
,
短期効果
Keyword:
第1中足骨外反パッド
,
足底挿板療法
,
短期効果
pp.725-730
発行日 2009年8月15日
Published Date 2009/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101472
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要旨:外反母趾は日常臨床で多く遭遇する足指の疾患である.病態は,第1中足指節関節で基節骨が外反,第1中足骨がリスフラン関節で内反し,中足骨頭が内側に突出した状態である.症状としては,内側に突出した第1中足骨が靴と接触することにより炎症が生じ,発赤,腫脹,疼痛を伴う.今回,外反母趾と診断された症例(フットプリントにて第1趾側角度35°以下)に対して,内田,佐々木らが考案したdynamic move control systemに独自の工夫を加えた足底装具を装着することで,外反母趾角と疼痛の改善が得られるかについて検討した.その結果,母指の変形が足底装具装着3か月後に有意に改善した.疼痛は足底装具装着1週間後に有意に改善した.
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