特集 医療保険・介護保険と理学療法
診療報酬改定後の療養型病院の理学療法
曽根 理
1
Sone Satoru
1
1鶴巻温泉病院リハビリテーション科
pp.196-203
発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100790
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今回の診療報酬の改定は抜本的な改革であった.これは,リハビリテーションにおいても同様である.通則の冒頭に,「リハビリテーション医療は,基本的動作能力の回復を目的とする理学療法や,応用的動作能力,社会的適応能力の回復を目的とした作業療法,言語能力の回復を目的とした言語聴覚療法などの治療法より構成され,実用的な日常生活における諸活動の実現を目的として行われるものである.」と明記され,リハビリテーション(以下,リハ)医療が位置付けられた.
しかし,マイナス改定であった影響は大きく,特に長期療養患者を対象とした療養病床においては,厳しい現状を目の当たりにした.リハチームアプローチの視点から,療養型病院である当院の変化を紹介し,課題を述べる.
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