特集 医療保険・介護保険と理学療法
診療報酬改定による理学療法への影響
林 寛
1
Hayashi Hiroshi
1
1羽島市民病院リハビリテーション科
pp.204-206
発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100791
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筆者は,1978年(昭和53)に理学療法士(以下,PT)免許を取得し,臨床経験25年になる.この間,一貫して医療機関に籍を置いている.とりわけ人に誇れるような実績はないが,ただセラピストとしての前向きの姿勢だけは堅持してきたと自負している.今後もこの姿勢は維持していきたいと願っている.そんな思いを込めて今回の診療報酬改定を考えてみたい.
当院の概況
当院は,人口約6万5千人の地方都市にある唯一の公立病院であり,他にPTの勤務する医療機関,施設は存在しない.総病床数は303床,一般病床238床,精神病床65床の中規模総合病院である.リハビリテーション部門はPTのみ7名で,施設基準は理学療法Ⅱである.7名で急性期を中心とする入院患者,慢性疾患の多い外来患者に対応している.1日平均の取り扱い患者数は,入院約70名,外来約70名ほどである.
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