入門講座 画像のみかた・5
臨床に活かす運動器のCT・MRIのみかた
菅原 誠
1
Sugawara Makoto
1
1松田整形外科病院
pp.409-419
発行日 2007年5月15日
Published Date 2007/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100753
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
運動器疾患のMRIのみかた
MR(magnetic resonanse)は核磁気共鳴を利用し,人体の水素原子の情報を画像化したものである.とくに体の軟部組織の情報が多く得られるため,骨,関節,筋の病変を捉えるのに極めて有用な検査手段である.MRI(MR imaging)画像は,撮影装置の能力に依存し,かつまだ成熟しておらず進歩の最中である.したがって,それぞれの施設で使用しているMRI装置で得られる最善の撮像法を選択して行う.
当施設のMRI装置は0.3T(テスラ),永久磁石であり,基本画像はT1強調像,T2強調像,プロトン密度強調像である.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.