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増刊号 眼科基本検査パーフェクトガイド—理論と実技のすべてがわかる
Ⅰ 眼科検査の理論と実技
CT・MRI
CT・MRI
増田 洋一郎
1
1東京慈恵会医科大学葛飾医療センター眼科
pp.241-247
発行日 2017年10月30日
Published Date 2017/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212477
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理論編
CT・MRI検査の概要
コンピューター断層撮影(computed tomography:CT)(図1)は,X線断層撮影によって得られた画像をコンピューターで再構成することによって身体の断面を画像化することができる。また,造影剤を注入し,病巣の明確化と血流のある血管を描出することが可能である。磁気共鳴画像(magnetic resonance imaging:MRI)(図2)は,磁場の変化を体内に及ぼすことにより,身体の水素原子の挙動変化をコンピューターで再構成することで身体の断面を画像化することができる。CT同様,造影剤により病巣の顕在化を測ることができる。また,磁気共鳴血管撮像(magnetic resonance angiography:MRA)は,造影剤なしで血流のある血管を3D画像化することができ,血管異常を検出することが可能である。CT・MRIにはそれぞれ利点と欠点があり,検査をするうえでそれぞれの特徴を知ることが重要である。
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