特集 理学療法の展望2006
第Ⅱ部 理学療法の発展と課題
ICFに基づく理学療法評価と介入
砂川 尚也
1
1医療法人共和会小倉リハビリテーション病院
キーワード:
ICFに準じた脳卒中患者の簡易総合評価システム
,
参加・背景因子
,
理学療法評価の視点
Keyword:
ICFに準じた脳卒中患者の簡易総合評価システム
,
参加・背景因子
,
理学療法評価の視点
pp.1166-1167
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100723
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国際障害分類(ICIDH)が,2001年には国際生活機能分類(ICF)と改定された.内容については既に周知の通りである.すべての人が対象であること,背景因子(個人因子・環境因子)が加わったことで個人の生活機能を重視したことが特徴である.理学療法士にとっても,評価や治療効果を「より生活機能へ」,「より参加へ」向けていくことが必要となった.
当院では,2003年に奈良による「ICFに準じた脳卒中患者の簡易総合評価システム」(以下,評価システム)の原案をもとに簡易総合評価チャートを作成した.その後,評価項目・内容の妥当性,ICF の3側面の傾向について検証・報告してきた.
これまでの経過を踏まえ,若干の私見を加えながらICFに基づく理学療法評価について述べる.
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