とびら
「ずれ」から「創造」へ
塚本 彰
1
1厚生連高岡病院
pp.95
発行日 2007年2月15日
Published Date 2007/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100641
- 有料閲覧
- 文献概要
理学療法士は時代と環境の変化によって,社会の中でどのような影響を受けるのだろうか.
人は他者や他の世界との関係の中に存在し,それらとふれあうことで学ぶ心や創造性を開花させる.自分の外の世界とふれあう時に大切なのが「ずれ(違い)」であり,その「ずれ」を吸収することで自らを変身させて新しいものを創造することができる.他者や外界との「ずれ」を経験することは人が成長する上で欠かせないものであり,教育であるとも言える.「マンネリ化」すると「ずれ」を感じることができなくなり,次第に創造性が低下してしまう可能性がある.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.