連載 “生きる”って?―こころに残る諸体験をひもときながら・6
介護する側/される側の共感とずれ―ある障害をもつ仲間とぼくの場合
山本 勝美
1
1青葉学園短期大学
pp.510-516
発行日 2001年6月15日
Published Date 2001/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901333
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36歳で小学校入学を目指す村田君との出会い
今回は,文字どおり“奇蹟”の生涯を送ったひとりの友人とぼくのつき合いについてお話ししましょう。
彼は1992年3月に不慮の事故に遭い,52歳の若さでこの世界から姿を消してゆきました。では,その彼の生涯がなぜ“奇蹟”なのかって? その問いに対する回答としては苦闘と幸せのおりなす彼の全生涯について語るのが最もふさわしいでしょう。
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