文献抄録
慢性呼吸不全患者における排泄時の呼吸変化
長野 恵子
1
1西日本リハビリテーション学院
pp.989
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100605
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
この研究は,排便(もしくは分娩・出産など)に生じる腹腔内圧の上昇は,呼吸筋力低下を伴う患者において臨床上重要であるとし,排便によって誘発される呼吸変化の測定を慢性呼吸不全の患者を対象に行っている.
閉塞性および拘束性肺疾患を呈する24人の対象者は,すべて6分間歩行(3回実施)にて,動脈血酸素飽和度(SaO2)が有意(5%以上)な低下を呈す状態である.その内,長期酸素療法を受けている13人のグループ(A)と,酸素療法を受けていない11人のグループ(B)に分類した.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.